2019年11月30日土曜日

退職後のお金

退職後のお金問題



退職するにあたって、貯金があればあるほど安心です。
住む家も賃貸では無く、持ち家があれば安心です。
宝くじにでも当たった日には万々歳で仕事を辞められます。
家族を養わなくてはならないのに、退職したら生活費に困ります。
子供がまだお金がかかる年頃ならお金問題は深刻です。

でも、でも、でも、
実は、お金なんて無くても何とでもなります。

きっと貯金が1円も無いという人は稀かもしれません。
少しある人ほど、お金のことをくよくよ心配する気がします。

では、逆に
お金持ちになれば幸せなのか?

・お金持ちになると、広い家に住んでいることが多い。すると、家族で顔を合わすことが少なくなり、  家族のコミュニケーションが少なくなっているかもしれない。
・お金がありすぎると、悪い遊びも増え、ドラッグやアルコール依存に走り、人生を棒に振るかもしれない。
・お金があると、愛人を囲むことも可能になり、浮気や不倫をするかもしれない。
・富裕層には、離婚者、自殺者が多い。
・人に恨まれ、常に羨ましがられなくてはならない。
・お金がたくさんあることで、根拠のない自信がつき、高慢な性格になるかもしれない。
・お金があることで、子供に甘くなり、子供のいじめ、子供への過干渉につながる可能性もある。
・お金があっても、病気になってしまったら、自由に使えないかもしれない。
・一生懸命働いて、いっぱい貯金を増やしても、家庭孝行をしなければ、熟年離婚をされて、たんまり慰謝料として、新しい夫(や妻)にお金をふんだくられるかもしれない。
・お金があることで、誰かにお金目当てで近づかれることによる、人間不信感が生まれるかもしれない。
・お金持ちになると、メディア等で注目され、取り上げられ、プライバシーが無くなってしまうかもしれない。
・多くのお金持ちが法律に触れるトラブルに関わっていることが多い。
・お金持ちは、精神を病み、精神科医やセラピストに通っている人が多い。
・お金を使うことに飽きて、少しの刺激では物足りなくなり、小さい楽しみに気づかなくなるかもしれない。
・幸せに無頓着になるかもしれない。

そう考えると、なんだか、デメリットもいっぱいあるような気がします。
お金が幸福を保証しないことを示すほんの一部です。


「お金は人を幸福にしたことがなく、これからも決してないだろう。お金は本質的に幸福を作り出すものではない。人はお金を持てば持つほど、もっと欲しくなる。お金は心の隙間を埋めるのではなく、心の隙間を作る。」                  
                   ―――ベンジャミン・フランクリン

お金持ちになることも、きっと危険なことなのだと思います。
お金が無さすぎても困るけど、少しあるならそれで生活をしていけばいい。
幸福になるにはものすごくお金持ちになる必要はないです。プラス思考の心構えが重要です。足るを知ることで身分相応に暮らし、幸福になりましょう。

お金で幸福は買えない。だが、幸福を買えるのではないかという幻想を買える。



普通が一番幸せです。普通が一番幸せに生きるように世界はできている気がします。

POINT

退職後に幸福であることの理由と、仕事で幸福であることの理由は、実はあまり違わないです。幸福の基盤は満足感です。
仕事をしているときでも、退職後でも、満足感を得るためにお金の存在は関係がありません。
満足感は、私たちがどれほどモチベーションを高められるか、また、趣味などの活動の中で、どれほど目標を達成できるかによって決まります。

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