2019年12月9日月曜日

セルフ・エスティーム

 セルフ・エスティームとは、「ありのままの自分を受け入れ、それを尊重する気持ち」のことです。



ディズニーの映画「アナと雪の女王」でも挿入歌として
「ありのままの 姿見せるのよ
  ありのままの 自分になるの」
という、歌詞があります。

セルフ・エスティームがないと、私たちの人生は大混乱に陥ります。
セルフ・エスティームが低いしるしとして、一人でいることを恐れることがありますが、これは、自分に価値がないと感じることから来ています。

 人は、他人から認められ、プラスのフィードバックを得たいと思っています。
でも、たとえプラスのフィードバックが来ても、セルフ・エスティームを高めることにはなりません。
他人からの尊敬とセルフ・エスティームは全く別のものです。
私たちは、皆、他人からの尊敬と自分自身からの尊敬の両方を必要としているからです。

 人生において、幸福の代わりになるものはありません。そして、セルフ・エスティームのない克服というものもありません。セルフ・エスティームは、他人や周囲の環境を通して得られるものではありません。個々人がそれぞれ自分自身に与えるものです。セルフ・エスティームが低い人は、他人の評価に依存します。そのために、他人が考えたり、言ったりすることに傷つきやすくなっています。

 私は一人でいることを楽しめるだろうか?それができない人は、たぶん、自分の性格のいいところを見つけられないでいます。自分のことが好きになれないのは、一人の自由時間を楽しむ時の大きな障害となります。それに、自分のことが好きではないのに、どうして他人が私のことを好きになると期待できるでしょう?

 自分自身のことがどの程度好きかは、他人に好かれるために注いでいる努力の大きさを見ればすぐに分かります。いつも誰かに嫌われるのではないか、誰かを怒らせるのではないか、と恐れているのなら、おそらくセルフ・エスティームは低いでしょう。一方、セルフ・エスティームが高いなら、他人が自分に同意しなくても、たとえ私に腹を立てても、それを恐れることはないはずです。
 
 セルフ・エスティームが低いなら、それを高めなければなりません。その土台となるものは、他人が自分のことをどう思おうと、自分自身を好きになることです。私が変わろうとするのを支えてくれないような友人や知人とは、つきあいをやめるべきですね。こうすることによって、自分自身の採点表を、他人の基準ではなく、自分の基準によってつけることができます。

 自分自身とこの世界を好きになって初めて、私はこの世界で役に立つ人になれる。セルフ・エスティームが高くなれば、退屈な生活から抜け出せます。一人でいるときに何かを達成できるようになります。自分自身をよく知るようにもなれます。私の中に、宇宙が広がります。

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